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最近、読んでいるのが哲学入門、という体の本。 と、言うのも書いているのが「土屋賢二」先生だから。 この土屋先生は長い間「お茶の水女子大学」の哲学の教授をやっていた。(既に定年退官した。) 「お茶大」を出てきた新入社員に土屋先生のことを聞くと「ちょっと変わった先生です。」と言っていた。 で、この土屋先生のエッセイが面白いのだ。 「週刊文春」などにも連載している。
「棚から哲学」の本の帯にもこうある。 「本書を読むとすべてが疑わしくなる。常識も人間も哲学も天気予報も疑わしくなる。とくに著者のいうことが疑わしくなる。」 これらの本は「哲学」と銘打っていても、全く「哲学」の話は表だってしていない。 日常の「ちょっとしたこと」をエッセイしながら、それとなく「疑うとはどういうことか」等をかすかに匂わせている。
と言うか、「お茶大」の講義を文書化したものだ。
この「ソフィーの世界」も哲学の入門書になっている。 それも中学生程度の人を対象としているので、とても理解しやすく面白い。 そういう「形而上学的疑問」というものを考えるのも、せっかくの人生だから、面白いし、有意義だ。(少なくとも僕にとっては。)
・・・・・・・あ!ついでに、ここで「広告」を。 今度、僕がセミナーをやります。 製薬業界の皆様を対象としたセミナーで、この手のセミナーは僕にとっては4年ぶりです。 治験を担当するモニターの皆様や人材開発を担当されている皆様など向けのセミナーです。 もし、よろしかったら、どうぞ、お申込みください。 少し受講料が高いのですが、その金額分以上の価値のあるセミナーを行いたいと思っています。
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企業は、一人ひとりの社員が上げた成果や結果の継続的累積で伸びる。 結果を出すために必要なのは仕事の能力、というスキルだ。 だから、もちろんスキルは重要なのだが、実はこれだけでは望ましいリーダーになれない。
これらを総称して「スキル」に対して「マインド」と呼ぶ。
会社の中で、自分のポジションが上に行けば行くほど、上位職に就けば就くほど、責任と権限が増えて部下の数は増える。 そして上に行けば行くほど、実はマインドの相対的な重要性が高まることになる。 「人は論理のよって説得され、感情により動く」動物だからだ。
だからこそ、大きな仕事ができる。
スキルだけが優れた人のことを「できる人」と呼び、マインドだけが優れた人を「できた人」と呼ぶ。
これからリーダーを目指す人は「できる人」であり「できた人」でもあることを目指そう。
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それが世の常だ。 そんな言葉は全て、自分の怠惰と無力に対する言い訳だ。
「やってくるこの毎日が、人生だ。」
これはリハーサルではない。 今まで生きてきた全てが、丸ごと「本物」だ。
30歳になろうと40歳になろうと「自分の人生の本番はまだ先なんだ」と思っている人間。 「本当の俺」を使ってないから、今はこの程度なのだ」という人間。
その間際、気づくだろう。 今まで生きてきた全てが本物の人生なんだと。
人生の本番は、まさに、この瞬間なのだ。
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僕が好きな漫画家に福本伸行という人がいる。 博打や賭博、賭け事に関連するテーマの漫画を描いている。 たとえば、麻雀に関しては次の2つが僕は大好きだ。 麻雀を知らなくても楽しめるのだが、麻雀を知っていれば一生楽しめる。
「ヒカルの碁」が「囲碁」をテーマにしているけれど、「人生の成長」がその裏にある大きなテーマであるのと同様だ。
この3巻は、僕の人生のバイブルにもなっている。 「人生は博打のようなものだ」あるいは「博打は人生そのものだ」という名言があるように、博打は人間の本性が現れる。
こちらは麻雀と違って、誰もが知っている「ジャンケン」が賭け事の方法に使われているので、誰でも楽しめる。
これらの福本伸行の漫画の特徴は作品の中の登場人物が「名言・至言」をはくことだ。 で、ここから今日の日記のテーマになる(遠い道のりでした)。 その登場人物の「名言・至言」を集めた本が出版されている。 今日の日記のタイトルにもした「いいじゃないか、三流で・・・・熱い三流なら上等よ!」という言葉も本書に収録されている。 この言葉は上記の「天」の最後の巻で「赤木しげる」という雀士が若い後輩の「ひろゆき」に対して言っている言葉だ。 「ひろゆき」は人生に行き詰まりを感じ、なんとなく無気力で怠惰な日々を送っている。 それに対して喝を入れつつ、温かく励ましてくれている。 そんな赤木の言葉なのだ。
「誰だって失敗は恐ろしい。」 さらにひろゆきが言うように「誰にも認められず、軽んじられ疎まれる、嫌われる、どこがいいっていうんですか?」と聞かれれば、それは嫌に決まっている。 しかし赤木は言う。 「それよりももっと恐ろしいのは、成功や失敗に囚われるあまり、行動を起こすことすらもせずに、人生に対する熱を失ったまま無為に過ごしてしまうことだ」と。
結果の成否ではなく、ただ行動を起こし、その過程の中にある「熱」こそが生きるということなのだ。
そんなとき、赤木のこの言葉を思い出せば、次に起こす行動はもう決まっている。
失敗を恐れず立ち向かえ!
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最近、調子がいまいちなので、いつも行っている精神科クリニックに予約しようと診察券をあらためて見たら、診察している曜日が少ない。 月、木、金で、木曜日まで待たないといけない。 待たないといけないと言って、待てる病気ではないので、以前通院していたクリニックに予約をいれた。 今、通院しているのは女医さんで、以前通院していたクリニックは男性だ。 (『女医さん』という言葉はあるが、『男医』という言葉はないよね。) この女医さんも男性医師も僕と同じ年齢だ。 男性医師のほうには、息子も一時、お世話になっていた。 僕自身は5年以上もお世話になっている。
おとなしい紳士的な医師だ。
すると、驚いたことに「おじいさん」がいた。 あれ?いつもの医師のお父さんかな? と思いつつ、とりあえず、最近の僕の様子を伝えたら、「で、どうして欲しいの?」というので、「これこれの薬をください」とお願いして、その通りの処方箋を出してもらった。 診察も終わり、受付の女性に「先生が変わったのですか?」と聞いたら、「あ、●●先生ね、昨年の3月に亡くなったの。」ときいて、びっくり仰天した。 「え?どうして?」 「胆管がんだったの。分かったときはもう末期だったみたいでね。」 「そうですか・・・・・。」
「人間、歳を取るということは、自分が成長することではなく、知り合いの子どもが成長することなんだ。」と。
いつ、なんどき、僕も同じことになりかねない。 毎日、悔いを残さないように生きていかないといけないと、あらためて痛感した。
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