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3.11以前の日本と3.11以後の日本だ。 僕らはたかをくくっていた。 地震が来る、地震が来ると言われ続けても、自分は大丈夫だという何の根拠もない自信を持っていた。 ところが、日本はどこにいたとしても地震から逃げられないということが分かった。 全国、各地にある「活断層」。
首都直下型の大地震が来たら、東京では震度7にもなりえる、という発表が最近、あった。 はっきり言って、東京に直下型の大地震が来たら、僕は生き残る自信はない。 どうせ直下型の地震が来るなら、家族全員が我が家にいる時に来てほしいものだ。 でも、地震なんて、そんな都合よくない。
僕が働いているオフィスは聖路加タワーの12階にある。 1階から12階行のエレベーターが2種類ある。 ひとつは各階に停まるエレベータで、もうひとつは2階から、直行で12階以上に上昇する。 直行するエレベーターの中にいた時、地震が来たら、ダメだな、と思い始めたので、僕は絶対に各階停まりのエレベーターを使うようにしている。 なかには、エレベーターを選り好みしている僕に「そんなピンポイント(自分がエレベーターに乗っている時に)で地震は来ませんよ」という。 そうだろうか? 地震はいつだってピンポイントで襲ってくるのだ。
3.11以後、人生に対する考え方が変わったという人も多いだろう。 統計的に言うと、震災前と後では離婚率も結婚率も高くなったという。 人間の命なんて、あっけない。
この仕事がいつ寸断されるのか分からない、ということが3.11で分かった。 だから、毎回の研修で持てる限りを発揮するようになった。 もちろん、3.11以前からも力を入れて研修をやっていたけれど、その「力」の質が違う。 この仕事が僕の最後の仕事かもしれない、という覚悟で仕事をやり始めた。 すると、徐々に仕事が楽しくなってきた。 これが最後かもしれないと思い始めたから、研修中に「好きなこと」を言うようになった。
それがなくては、実は人間は一人では生きていけないんだ、ということを痛感させてくれた3.11以後だ。
人生の1日、1時間、1分、1秒を無駄になんてできない。 このたった今、M9クラスの首都直下型地震がきてもおかしくない。 だから、ブログを「きちんと」書くようになった。 些細なことにかまけている暇は無いことを3.11以後が教えてくれた。
薬剤師という資格も活かせるかもしれない。 このブログから義援金を集めることだってできるかもしれない。 そんなことを考えるようになったのも3.11以降の日本を見ているからだ。
原発の見方が180度変わり、非常時の対応方法が後手後手、リスクマネジメントが十分に発揮しない、、指示系統が混乱、極まった3.11。 3.11を経験した日本は変わるべきだろう。(既に、一部は変わりつつあるが。) もちろん、その前に、自分が変わるべきだ。
その覚悟は出来ているだろうか? 明日がもし平凡な一日だったら、それが僥倖というものなのだ。
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