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実はこのMさんとUさんとは僕は因縁が深い。(どちらも僕と違って役員クラスの人なんだけれどね。) たとえば、Uさんは僕の大学(東京薬科大学)の1つ先輩で、なんと!同じアパートに住んでいた。 しかも、Uさんの部屋は僕の2つ隣り。 大学の期末試験の時には、このUさんに勉強を教わりいっていた。 そんなUさんと卒業以来、30年ぶりに再会したのが、なんと、僕が今の会社に転職してきたからだ。 Uさんは1998年に当社に入社され、分析センターの立ち上げに大きく尽力され、今はそのセンター長をやっている。 そんな関係もあって、僕はこうして和歌山まで来て「ロジカルシンキング」なんていう研修をやっている。
そして、もうひとりのMさん。 このMさんとの関係も実に奇跡的な出会いだ。 そもそも、僕が「医薬品ができるまで」というホームページを立ち上げてちょっと経った頃に「医師主導型の治験」制度が始まった。 そして、その第1号の「医師主導型の治験」の治験届が当局に出されたのだが、不備により却下された、というニュースが僕に伝わってきた。 僕はちょっと「キレた」。 そもそも、当局が鳴り物入りでぶちあげたのが「医師主導型の治験」で、その第1号の治験届を、その当局が却下したのだ。 まぁ、書類に不備等で却下されたのかもしれないが、それはそうとして、自分たちで鳴り物入りで始めた医師主導型の治験に対して、きちんと助言をしたのか!と怒った。 それを、「医薬品ができるまで」に書いたのだ。
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■モニターのためのGCPメル“ガマ”vol.163■
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今週の治験日記:「サリドマイドを使った医師主導型治験の行方」 新聞報道によると、名古屋のある医師が膵臓がんに対してサリドマ 問題は、当局が、この医師にどう指導したかだろう。
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当時、業界全体としては「医師主導型の治験」は不評だった。 「どうせ、無理に決まっている」と。
その当時はもちろん、そんなこと知らなかった。 この日記を書いてちょっとしてから、今の会社に入った。 そして、入社早々、まだこの会社の右も左も分からなかった時に、見知らぬ人から「ホーライさんですよね?」「あ、はい。」「あの医師主導型の治験をサポートしていたのが私です。」と言われた。 「ええ~~!?」とびっくりした。
で、その見知らぬ人が、Mさんだったのだ。(今では見知らぬどころか、つい最近までMさんは僕の上司の上司だったりして、「とことん知り尽くしている」間柄ですが。)
そして、今夜、そのMさんが僕に言われた。 「あの時、同僚たちに、みんな、ホーライさんのホームページを読め!と言ったんですよ。業界では駄目だ、無理に決まっている言っているけれど、見ていてくれている人はちゃんとと見てくれているぞ!だから頑張ろう!と言ったんですよ。嬉しかったですよ。」 僕はそんなこともつゆ知らず、ただ単に当局に「キレて」いたのだけれど、僕の知らない所で、僕が全く知らない人を実は応援していたんだ。 そして、そのMさんと今夜、一緒に飲んで(と言っても、ウーロン茶^^;)食べて、笑った。
ひょっとしたら、今も、僕は見知らぬ人の応援をしているのかもしれない。 いや、僕だけじゃない。 あなたも、きっと、誰かのために光になっているのだ。 きみも、きっと、誰かのために風になっているのだ。 こうして、僕たちはそうとは知らずに、みんなのために生きている。 あなたがいるから、僕がいる。 きみがいるから、あの人がいる。 世界は補完しあって、完全な形になるように出来上がっている。 うまい言葉で言い表せないけれど、そういうことなのだ。 PR |
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