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今週は第10位 『仕事は楽しいかね?』 です。 出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。 そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。 老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。 その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。
それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。
「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。 しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。
そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。
「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。
シンプルながら味わいのある1冊である。 小説で言うなら短編にあたる、それ位の物語の中で、「仕事に対する考え方」をじっくりと考えさせてくれる良書だ。 ほのぼのとしながら、問題意識の高い含蓄のある言葉を僕は忘れることができない。
若いビジネスパーソンほど、本書をおすすめします。 PR |
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